活動の背景

沖縄県恩納村は、沖縄本島の中央部の西海岸側に位置しています。西側の東シナ海に面した海にはサンゴ礁が広がり、東側は恩納岳を中心にとした山々に囲まれ、さらに山々を源とする40もの川が流れる自然豊かな村です。
しかし、国際海洋博覧会以降、海洋サンゴ礁が広がる美しい海岸線が観光資源として注目され、大型リゾートホテルが立ち並ぶようになり、村の環境は一変しました。リゾート開発、農地拡大などで、赤土が河川や海域に流れ出し、珊瑚を死滅させるなど様々な悪影響を及ぼしています。そこで、EFFは2003年から恩名村でこの赤土問題に取り組んで来た「美砂(ちゅらさ)の会」の仲西さんたちと2006年から2009年までの3年間芭蕉等の植栽を行い、赤土の流出防止に取り組みました。その後活動を一旦停止していましたが、2014年から再び2012年の台風で壊滅状態となった恩納村海岸沿いの防風・防潮林の植樹を開始しました。
活動内容(手法:植樹、草刈)


赤土の流出原因は、農地、開発工事現場、米軍基地などがありますが、近年は土地改良で規模拡大された農地が7割の発生源となっています。そこで本活動では、農地と農地の間に溝を造り、そこに防風の効果も持つ芭蕉などの沖縄在来の植物を植樹することで、赤土流出を止めると同時に、防風効果及び風景を修景することを狙いとし、毎年6月に植樹と生育を助けるための草刈を行いました。
<植樹>
芭蕉、フクギ、テリハボク、シャリンバイを農地と農地の間の側溝脇に植樹します。フクギは土止めのほかに、防風林の役割も果たします。
<草刈>
雑草を除去するため、夏(6月)に鎌を使った草刈を実施します。草刈は、地味で季節的にも重労働な作業ですが、雑草が苗木への日光を遮るのを防ぎ、生長を促進させるための重要な作業です。





