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活動報告

岩手県 西和賀町

2016年度活動報告

岩手県和賀郡西和賀町にあるザ・パックフォレスト活動の第1号地は、元々は牧畜業が盛んな時期に森を切り払って造成した牧草地でした。2001年にフォレスト活動をスタートさせるため、当時植樹ができる場所を探して奔走していた当団体会長の高橋が、親族のツテを頼りに地主の小田島正美氏の土地使用の許諾を得て、地域の牧畜業の衰退で荒地となっていた牧草地を、元あった先祖伝来の森に戻したいとの小田島氏の願いを趣旨として西和賀の森づくり活動はスタートしました。
東北の豪雪地帯での植樹活動は、何もかも手探りで、本州では海抜600m程度が下限と言われるブナ植樹にもチャレンジしました。今でこそ「森林ボランティア活動」は林野庁の森林白書にもページを割いて掲載されるほど当たり前になりましたが、当時、産業造林ではない生態系回復の植樹活動を企業ボランティアとして行なうことは珍しいことでした。15年余り経過し、牧草地は7~8mほどの樹木が立ち並ぶ林(写真下左)になり、毎年継続していた雪囲い作業も不要になったことから、2014年秋を最後にザ・パック㈱社員ボランティアの参加を終了し、その折に、長年フォレスト活動への協力をいただいた地主の小田島氏へ感謝状を贈呈しました。(写真下右)
その小田島正美氏が2016年7月5日に逝去され、葬儀に参列することは叶わなかったが、当団体の高橋会長、古瀬理事長が8月下旬の植樹地の下草刈に出向いた際、小田島家を弔問、同家長男の小田島文生氏と面会、今後も植樹地の管理は責任を持って継続して行く意思を伝えました。
朴訥とした東北人らしく、多くは語らないながら、毎年整備に伺った際は、トラクターを操って植樹地の整備を手伝ってくれた在りし日の小田島正美氏の人柄に思いを馳せながら、心よりご冥福を祈り申し上げます。合掌。

  

現在の植樹地の様子。木陰ができる林になった




  

2014年に地主の小田島正美氏(写真前列左から2人目)へ
感謝状を贈呈した

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