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活動報告

広島県 竹原市

活動の背景

広島県 竹原市の活動報告写真
瀬戸内海に臨む竹原の山々
広島県 竹原市の活動報告写真
風情漂う町並み保存地区

広島県竹原市は、県の南中部に位置しています。平安時代、京都下鴨神社の荘園として栄えた歴史から「安芸の小京都」と呼ばれ、江戸時代後期に製塩業や酒造業で栄えたお屋敷と由緒あるお寺と町並みが重要伝統的建造物群保存地区として残されており「都市景観100選」に選定されています。また沿岸には藻場やカブトガニが生息する干潟など全国でも有数の貴重な自然が残る地域もあります。
しかし、広島県が位置する瀬戸内海沿岸は、雨が少ない独特の気候のため山火事発生件数の非常に多い地域となっています。竹原市でも1994年8月に山火事が発生しました。
この年は極端に降雨が少ないことも影響し火災は9日間続き、東京ドーム300個分に相当する約380ヘクタールの森林が焼失し、広島県下で3番目※に大規模な山火事となりました。(※平成6年10月時点)
火災鎮火後から森林を再生するため植樹など以後15年近く行われてきましたが、花崗岩で急勾配の山肌は、砂状の土壌で養分が少なく痩せているため苗木が根付かず、今も剥き出しになった場所が目立つ状態となっています。そこで当団体では2004年より地元森林組合・行政、企業と共に実行委員会を組織し山火事跡地における森林再生のための植樹活動を開始しました。

これからの森づくりと目標

広島県 竹原市の活動報告写真
山肌が剥き出しの斜面

2004年より活動を開始し、まず5年間で焼失エリアにある民有林(保安林)6haで6,898本の植樹活動を実施しました。
また、2010年~2013年はこれまでの植樹地と隣接した国有林に場所を移し、約2.45haに4,400本の苗木を植樹しました。そして、2014年からは、竹原市の市有林で植樹を開始しています。対象地は、火災直後から植樹による森林の回復が試みられてきましたが、貧栄養の土壌のため一部生育不良となって補植※が必要な状態です。実施できる面積は毎年わずかなものですが、少しずつでも着実に森を再生する活動を継続するとともに、森林保全をベースとしながら竹原に残る貴重な海の自然や文化的なの魅力を参加者に伝え、共有しながら地域全体の活性化に繋がる取組みも検討していきたいと思います。
※補植…植樹・造林などで、苗木が枯れてできた空地に、再び苗木を植えること。

活動内容(手法:植樹、草刈)

毎年、春(3月)に植樹、夏(8月)に草刈を実施し森林再生する活動を行っています。

広島県 竹原市の活動報告写真

<植樹>

松、サクラ、ヤマモモ、クヌギなど植樹地の土壌、環境に合った樹種を森林組合などと相談しながら選定し、毎年3月に植樹を実施しています。また一部特に根付きにくい傾斜地では芸南森林組合の協力により"積苗工"※を実施し苗木を根付かせる環境づくりに努めています。





積苗工…20度以上の急傾斜地において、幅75cm以上の水平階段をつくることによって地表を流れる水を分散させ、斜面の浸食防止を図ると共に、切芝やワラなどで土砂を固定し植栽木の良好な環境条件を造成する工法です。

実施前(枯れた草が生い茂っています)

実施後(きれいに整地され、植樹の準備は万全)

1:階段状に土を削る(段切)

2:段切した土の上に、わらを積む

3:積んだわらを、巻き込み完成

<草刈>

雑草を除去するため、夏(8月)に鎌を使った草刈を実施します。草刈は、地味で季節的にも重労働な作業ですが、雑草が苗木への日光を遮るのを防ぎ、生長を促進させるための重要な作業です。

2004年より開始した本活動も10年目を迎え、記念すべき11回目の新たなスタート。開会式では、新市長である吉田市長にご挨拶いただき、総勢170名の参加者で680本の苗木を植樹しました。また、午後は、創業以来竹原の地で果物をはじめ自然の恵みを活かし、事業展開されているアヲハタ株式会社にご協力いただき、工場見学とジャムづくり体験を実施しました。参加者は自然のつながりから生まれる様々な恵みに支えられていることを楽しく学びました。

国有林での4年計画最終年度となった今年度の植樹祭は、185名の企業・一般ボランティアの方々と一緒に晴天の下、1,200本の苗木を植樹しました。また、昨年に引き続き、午後企画として広島県が誇る”牡蠣”をテーマに安浦町で牡蠣・養殖漁業を営む漁師の方にご協力いただき、牡蠣の一生や育つ環境森との繋がりについて話を聞き、実際に収穫作業も体験。

最後には、美味しい牡蠣を味わい海と森のつながりについて学びました。

2011

3回目となる今回は植樹する場所の気候や土壌に沿った形で樹種の多様化を図るため新たに「ウバメガシ」を追加しました。また、これまで実施してきた森林再生活動の意義や必要性を再認識し、森・川・海のつながりも含めた地域全体の環境を考えるという趣旨で、植樹後にオプショナル企画として瀬戸内海のクルージングツアーを開催し、植樹地の全面に広がる瀬戸内海で船上から当地の歴史や自然環境、生物について学びました。

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