2014年度活動報告
2014年11月22日、奈良県吉野山で、毎年恒例の一般市民と協賛企業のボランティアを集めた間伐活動「元気もりもり・MORI in 吉野山」を実施しました。町内外から集まった110名の参加者は、全8班に分かれ、林業専門家の指導のもと吉野の山の森林整備に汗を流しました。
間伐は、まず伐る樹を選び(選木)、倒す方向を決め、縄を木にかけ、腕の反動で上へ上げていきます。ベテランは慣れた手付きで、鋸で3分の1程度の切込みを入れた後は、反対側から鋸で切っていき、ある程度のところで縄を引っ張って木を倒します。伐採した木は、通行車両に気をつけながら、林業研究協議会の指導のもとで活動地に面した道に落とすなどして搬出し、そのままユニック車で吉野町内のチップ加工業者へ運搬されました。これらの木は地域通貨と連携させて吉野の間伐材が形を変えて地域循環する仕組みを構築していく一助に活用されます。
作業終了後には、参加者全員で、山が色づく中、豚汁とおにぎりで一息をつき、各々の活動成果について語らい、交流しました。また、今回の活動は吉野山の世界遺産登録10周年記念式典も並行して開催されました。
<実施概要> 間伐予定地1ha(40年生ヒノキの山林)のうち0.6haの山林の20%(約100本)の間伐
<参加者> 98名
ザ・パック㈱、㈱エディオン、㈱シュゼット、吉野中央森林組合、
吉野山林業研究会、吉野山自治会、吉野高校の先生、一般参加の皆様、NPO法人地球と未来の環境基金