2014年度活動報告
2013年3月から開始した埼玉県飯能市の活動は、『里地・平地林再生事業の実施に関する協定書』に基づき、埼玉県・森林所有者・EFFとで3者協定を締結し平成31年まで継続して森林保全活動を行っていく事となり、今年度は、草刈
(9月)、間伐(11月)、植林(3月)を実施しました。
1.草刈
9月13日集まった有志8名で、昨年3月に植樹した場所で苗木の生育補助のため、長柄鎌などを使って草刈を行いました。残暑の日差しが厳しく照り付ける中、1時間程度で作業を終えその後昼食にそうめんと地元で有名なソーセージの差し入れもいただき疲れを癒しました。昨年植樹した栗の木には、早くも小さいながら実がついており各樹種の生育も確認できました。
2.間伐
11月29日間伐体験イベント当日の朝は、曇天の空模様。曇りでもってくれればとの思いに反し次第に、雨が降りだし現場での活動は中止せざるを得ない状況となり、急遽、間伐指導いただいている㈱フォレスト萩原さんの倉庫を借りて午後プログラムとして予定していた薪割り・チェンソー体験に変更しました。 総勢28名の参加者は、初めて使う道具を前に戸惑いながらも、斧での薪割りとチェンソーによる玉切り体験を楽しまれました。また、体験後は昼食のすいとん汁とおにぎりで温まりつつ、講師のフォレスト萩原のスタッフを囲みゆったりと森や林業について話を聞き、森での体験とはまた違った時間を共有することができました。3.植樹
今年は昨年雪の影響で延期したため時期をずらし暖かくなる3月21日に開催。参加者23名は青空の下、鹿やイノシシから苗木を守る擁護ネットを1本ずつかけながらクヌギ20本、山桜10本、クリ10本、アヲハダ10本の合計50本を植樹しました。植樹後には「しいたけの植菌体験」を実施。秋と同じくフォレスト萩原のスタッフに指導いただき、約10本のほだ木に駒を打ち付け、来年秋の収穫を楽しみにしつつ活動を終えました。
また当日は、狭山茶のPR活動をしている大学生によるお茶の話、企業参加者からB級グルメ・みそもちの差入れなど地元の参加者からご当地情報を発信いただけ、飯能の新たな1面について知る貴重な機会ともなりました。次年度もこれまで力添えいただいている行政、企業との連携強化を図りながら、中長期の活動計画について検討し継続的に森をはじめ当地の魅力を参加者と共有できる機会を積極的に作っていきたいと思います。