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活動報告

広島県 竹原市

2012年度活動報告

4年計画の最終年度となった今年の植樹祭は、約0.69haに地元竹原高校の生徒、㈱エディオン、フマキラー㈱、ザ・パック㈱等の企業社員、一般ボランティアの総勢185名でスーパーマツ650本、オオシマザクラ300本、ウバメガシ・モッコク・モチノキ・ネズミモチ各50本の計1,200本を植樹しました。 また、昨年と同様に0.2haに積苗工を施工し苗木を根付きやすくすると共に、ウバメガシ・モッコクなど防火力の高い樹種を混ぜ、多様化を図りながら火災に強い森林の再生を目指し活動を行いました。

急斜面でも足を踏ん張りながら植樹にとり組む高校生

参加者185名全員で!

加えて、植樹後オプショナル企画として、今年は広島県が誇る“牡蠣”をテーマに森林を再生させる意義や森・川・海の自然のつながりを学ぶエコツアーを実施しました。
講師は、呉市安浦町で牡蠣・養殖漁業を営む金田水産の金田祐児氏。エコツアーでは漁船に乗り、牡蠣の成長過程や養殖方法、そして牡蠣の成育にとって山からもたらされる恵みが重要なことを実際に、現場を見ながらお話いただき、牡蠣の収獲体験しました。安浦町では、現在主流となっている筏を使った養殖のほか、県下で唯一“くい打ち式”という方法での養殖も行っており、その手法やできる牡蠣の違いや作り手の想いに、広島県内から集まった参加者は、熱心に話に耳を傾けていました。下船後には、波止場でくい打ち式の焼牡蠣と牡蠣雑炊を堪能。参加者約10名は馴染み深い食材である牡蠣を通じ、自然そして生命のつながりを多分に感じた様子でした。
国有林での4年計画の植樹は今年で最後となりましたが、引き続き山肌が剥き出しとなっている竹原市内の森林で山林再生のための植樹活動を継続しながら、自然のつながりそして、その恵みを通じて参加者と地域の方の繋がりも生み出していける取組みを検討していきたいと考えています。

講師金田氏の話に聞き入る参加者

収獲体験!ペンチで切る瞬間がどきどき