2013年度活動報告
2004年より開始した広島県竹原市での植林事業も10年目。
記念すべき11回目の植林活動は、3月29日に開催しました。
今年度は、4年間実施した国有林の植樹エリアが終了したため、竹原市の市有林での活動となり、竹原高等学校放送部の司会で始まった開会式では、新市長である吉田市長にもご挨拶頂き、新たなスタートを切りました。
開会式の後は、植樹地まで晴天の下20分ほど歩き約0.4haの場所に地元竹原高校の生徒、㈱エディオン、アヲハタ㈱、ザ・パック㈱等の企業社員、一般ボランティアの総勢 170 名でスーパーマツ 240 本、ヤマザクラ240本、ウバメガシ・モッコク・モチノキ・ネズミモチ各 50 本の計680 本を植樹しました。
また、斜面の急な場所には芸南森林組合の協力の下、一部エリアに積苗工を施工し苗木の活着率と参加者の安全性の向上を図りました。
植樹活動後は、昨年に続き食を通じて自然の恵み・つながりを学ぶオプショナルエコツアーを実施。
今回は、創業以来竹原の地で果物をはじめ自然の恵みを活かし事業を展開されているアヲハタ㈱にご協力いただき、工場見学とジャム作り体験を行いました。参加者約40名は、竹原からバスで忠海のアヲハタジャムデッキに移動。
到着後、社史や様々な取組をお伺いし、その後お待ちかねの瀬戸内産柑橘類を原料としたジャムづくりへ。
マーマレードの甘い香りに包まれながら、参加者同士で会話を交わしながら楽しくジャムづくりを行いました。その後、隣接する工場の見学を経て約2時間の体験を終え、それぞれ愛情込めて作ったジャムを手に笑顔へ帰路に着きました。
私たちの暮らしは、森をはじめ自然のつながりから生まれる様々な生命の恵みに支えられています。
新たなスタートを切った11年目以降、火災跡地での植林活動はもちろん、森で植樹をすることがどのように私たちのくらしとつながっているのか、牡蠣やジャムなど竹原のめぐみを様々なカタチで伝え、体験できる機会をつくりながら、引き続き取り組んでいきたいと思います。