2012年度活動報告
12年目を迎えた植林地において、夏の草刈と秋の雪対策としての支柱立てを実施しました。今年は自走式草刈機を止めて、東京より持参したものを含め刈払い機のみで対応し、8 月 19 日当日は、背丈以上に伸びたカヤ(イネ科の多年草、かやぶき屋根の材料とされる)を西和賀森づくり隊と一緒に活動を開始、暑さを避けて早朝 7時から始めて昼前に終えました。
10 月 20 日には、恒例となった支柱立てをザ・パック株式会社仙台支店の社員に参加していただき実施しました。昨年の支柱が大分倒れていて、草刈時の障害になるのでそれらを取り除き使えるものは先を削って再利用し、腐敗が進んでいるのは焼却することにしました。いつもなら見ごろのシーズンである紅葉が今夏の猛暑のせいもあって遅れ気味でしたが、ここ数年、体調をこわされ姿を見せなかった山主・小田島さんが、久しぶりに現場に現れて自ら写真を撮るなど元気な様子を見せてくれました。
2003年度に植えた奥側部分の支柱立てについては 11月25日に実施しました。この日は数日前からの雪が積もり積雪約 30cm、一面の銀世界。猛暑の次は、大雪の到来。それを予感させるには十分な積雪量でした(実
際に2013年の冬は大寒波と大雪に見舞われました)。そして、スタッフの木村が初めて参加して、雪の中、苗木と支柱を結わく作業に従事しました。苗木1本ごとに支柱を建て 3箇所ほど縛ります。枝を縛ることで雪の重さで折れないようにするためです。コナラは積雪量より丈が伸びたので支柱は、不要になりましたが生長の遅いブナはまだしばらく支柱が必要と思われるので、次年度以降も支柱立てを実施していく予定です。