2011年度活動報告
10月29日、例年よりも2週間早い開催となったため、大変暖かい気候の中、毎年恒例の「元気もり・MORI in 吉野山」間伐活動」を実施しました
今年は、『第35回全国育樹祭』の関連事業として広報したことで、例年以上の一般ボランティアに参加していただき、協賛企業と現地の林業専門家を含めて総勢122名の大イベントとなりました。
ボランティアを全9班に分け、林業専門家をリーダーに、また、本活動に何度も参加しているベテランボランティアにはサブリーダーを担ってもらい、間伐作業を行いました。
間伐は、まずリーダーである林業専門家の指導のもと、木を倒す方向を決めます。
そして、木に縄をかけ、腕の反動で上へ上げていきます。この作業は、何度も参加しているボランティアには、お手の物の作業です。鉈と鋸である程度の切れ込み(受け口)を入れた後、反対側から鋸で切っていき、ある程度のところまでいったら、縄を引っ張って樹を倒します。
間伐予定地1ha(35年生のスギとヒノキの山林) を9ブロックに分け、予め森林組合の手によって目印をつけた50本を対象に間伐を実施しました。各班とも、2時間かけて20本~25本程の木を間伐できました。残った約半分は、森林組合に間伐していただきました。
参加者の声
「今日は初めての参加で見る物全てがめずらしく11年目というという事を聞いて感心致しました。日本の山々の素晴らしい景色を大切に育てて居られる方々にありがたく感動、感謝です。
孫達も普通の生活の中では経験出来ない事を、リーダーの方に親切に指導して頂き貴重な体験をさせていただき喜んでおりました。又美味しい豚汁まで頂戴しありがとうございました。今日はお世話になりありがとうございました。」
<参加者> 122名
ザ・パック(株)、(株)エディオン(家電専門店「ミドリ」など)、(株)アッシュー・セー・クレアシオン、吉野高校、吉野中央森林組合、吉野山林業研究会、吉野町林業研究会、吉野山自治会、奈良県南部農林振興事務所、奈良県森林技術センター、一般参加の皆様、特定非営利活動法人地球と未来の環境基金
そして、間伐に引き続き2012年3月20日には、協賛企業の株式会社パル、ザ・パック株式会社のボランティア、森林組合を含めた現地の林業専門家、山主参画のもと、植樹作業とサプリガードの設置を実施しました。総勢66名、5班に分かれ、ヤマモモ:30本、アンズ:30本、イロハモミジ:20本、ソメイヨシノ:20本といった広葉樹合計100本を植栽しました。
<参加者>66名
株式会社パル、ザ・パック株式会社、吉野中央森林組合、吉野町、 吉野町林業研究会、奈良県南部農林振興事務所、 株式会社北岡本店(山林保有者)、大一工業株式会社、 公益財団法人大阪みどりのトラスト協会、特定非営利活動法人地球と未来の環境基金