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活動報告

沖縄県 恩納村

2007年度活動報告

活動実施日:2007年6月16日

今年は屋内で授業できました

沖縄はずっと雨が続いていた。晴れたのは、準備の前日と作業当日の2日間のみ、翌日からはまた雨が降る。雨を予想して、今年の赤土学習会は南恩納公民館を借用した。去年は軒下で紙芝居を使ったが、今年は冷房完備の部屋でパワーポイントを使うことができた。名護市にある名桜大学田代先生と学生たちから赤土発生メカニズムについて受講する。亜熱帯特有のスコールによって海へと流される赤土は、なかなか沖まで流れずに珊瑚礁の中で滞留し、かつ、赤土は粒子が細かいためいつまでも海中に浮遊しているのである。濁ったままの海は海底に光がどかずにやがて珊瑚は死滅する。

赤土流出防止策として、これまで、畑に溝を掘り芭蕉を植えて赤土が流れ出る速度を極力抑えてみた。また、赤土を団粒化するために有機栽培を試みた。その結果は、水路における赤土濃度が畑によって差があることがわかった。今後さらに調査を進めながら、農地利用法のひとつとして提案していきたい。

沖縄県 恩納村2007年活動報告写真

田代先生の赤土講座、今年は屋内でパソコンを使って

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AB班、東側、シャリンバイの植樹

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シャリンバイ(バラ科、暖地の海岸に生育する常緑の小高木)

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CD班、中央、芭蕉植栽地の草刈

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芭蕉の花

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(有)北中有機肥料ご提供の有機肥料「みのり」搬入

今年の作業は草刈がたいへん

ザ・パック株式会社からエコワーキングツアー参加者29名、名桜大学の学生が11人、地元のボランテアあわせて約50名が参加、梅雨の合間の太陽の下、大量の汗を流したのである。今年は気温よりも高い湿度にばてた。

作業は大きく3班に分かれる。AB班は、畑の東側にシャリンバイを200本植える。土地を耕し、50センチ間隔で植えていく。一緒に、北中有機肥料さんが提供してくれた肥料「みのり」を漉き込む。EF班は畑北側にテリハボク50本植える。植えるにあたりまずは草刈、連日の雨で草刈ができず、植林にあたってまずは手釜で草を刈るのだが、亜熱帯多雨の沖縄の草は伸び放題、特に茅は硬かったのだ。CD班は、これまでに植えた芭蕉の周りの草刈である。刈った跡に堆肥を蒔いてその上に刈り取った草を被せた。

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EF班、北側テリハボクの植樹

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テリハボク(オドリギソウ科、熱帯の海岸に生育)

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昨年植えたフクギ(オトギリソウ科、防風林で有名な常緑高木)

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月桃の花

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新しく設置したピザ窯で焼くために、みんなでピザをつくる

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看板の前で記念写真

労働の後は恒例のバーベキュー、今年の新メニューは新設の窯で焼いたピザであった。

参加者の皆さん、ありがとうございました。