2008年度活動報告
活動実施日:2008年6月14日
今年も晴天に恵まれました
植樹活動前々日の天気予報では雨が降るという予報で、また入村した前日も雨がぱらついていた。当日の天候が心配されていたが、実施当日は晴天に恵まれ、気温も高く清々しい気候の中での植樹活動となった。今年はザ・パック㈱から17名の参加者があり、また毎年レクチャーの講師としてお世話になっている名桜大学講師の田代先生の研究室からも学生6名の参加があった。
今年の作業はテリハボクの補植
今年は、2006年に植えたフクギ50本、2007年に植えたシャリンバイ200本とテリハボク50本と同じ場所に補植をした。距離として 50 ㎝と離れていない木同士でも、生育状態にかなり差がある。この原因は土壌成分や日照条件ではなく単純に個体間の差と考えられる。根付かなった木の場所に、根気よく補植していく活動が必要である。
開会式後、参加者は次の3班に分かれて作業を開始した。
- 1班 さとうきび畑側の2007年に植林したシャリンバイの植栽場所にテリハボクを補植。
- 2班 道側の2006年に植林したフクギの植栽場所にテリハボクを補植。
- 3班 看板から沈砂池にかけての道路側に面した木々(銀ネム等)の下草刈り。
1・2班が終了後、敷地奥の2007年に植林したテリハボクの植栽場所にテリハボクを補植した。合計60本のテリハボクを補植することができた。また、2006年に植えた芭蕉20本の下草刈りも実施することができた。
6年間の恩納村での植林活動は、赤土流出防止に目に見えて成果をあげてきている。前々年度まで赤土流出によって側溝が真っ赤になっていたが、前年の活動日には、そのような現象が見られなかった。また、さとうきび畑から沈砂池に続く側溝において、赤土流出量を定量分析したところ、沈砂池に近づけば近づくほど少なくなっていく傾向データを獲得できている。(名桜大学田代先生より)これも、敷地内で植林場所がなくなるほど活動を続けてきたゆえの成果であろう。
次年度以降、赤土の流れなくなった畑をさらに活用したい。ザ・パック㈱や市民と一緒になって、農作業を通じ収穫の喜びを体験できる畑にしていきたい。
植樹活動後は、美砂の会の仲西さんたちのご指導でそば打ち体験。昼食では、沖縄そばの他にラフテー、もずくの天ぷら、まぜご飯などがふるまわれた。6年目の今年も、大きな事故やけが人もなく無事終了できた。また、悪天候が心配された日程だったにもかかわらず、活動中は晴天。終了の掛け声とともに、少雨が降ったのは実行委員の皆様、関係者の皆様のご尽力に神様が「お疲れ様」と返事をしてくれたのかも。改めて関係各位に感謝申し上げたい。
参加者の皆さん、ありがとうございました。