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活動報告

静岡県 川根本町

2012年度活動報告

  

川根 GREEN PARTY フライヤー

静岡県川根本町は、観光資源や自然資源に恵まれた場所である一方、他地域と同様に高齢化・過疎化が進行し、かつては非常に盛んであった林業も若者の流出や木材価格の低迷によって林業家の数が減少し、森林の継続的な活用が困難な状況にあります。EFFは、豊かな森が生み出す水や大井川の恵は、お茶や観光を始めとした地域産業と密接に関連しており、森を守り育んでいくことが非常に重要な課題であると考えて上記課題の改善を目指し、下記3つの取り組みを本年より始動しました。
Ⅰ.植樹や間伐などボランティアを巻き込んだ森づくり活動による持続可能な森林管理の促進
Ⅱ.静岡県川根本町の地域活性化
Ⅲ.自然資源の再生・保全による茶業、林業、木材加工業、観光産業の推進
初回は2013年3月16日に『川根 GREEN PARTY』と題したキックオフイベントを開催。川根本町の民有林で助成いただいている積水ハウス株式会社静岡工場のボランティア、県内の一般市民のボランティア、主に首都圏から参加の学生ボランティア、協働しているNPO法人かわね来風、地元林業専門家、川根本町役場職員、地元の木材や農林水産品を商品として扱う事業者など総勢133人の参画のもと、植樹作業及びサプリガードの設置、また地域の農林水産品の即売会やワークショップを実施しました。植樹は、参加者を全5班に分け、林業専門家の指導のもとヤマボウシ50本、イロハモミジ20本、ウメ50本、コナラ50本といった広葉樹合計200本を約0.5haに植栽しました。
初回である今年度は、県内外から多くのボランティアにお集まりいただき、同町の山林の課題の認知促進・環境意識向上に寄与することができました。今後も、各協働主体と協議を繰り返し、環境的・社会的・経済的な観点からサステナブルな理想の川根本町を創っていきたいと思っています。

<プログラム>
9:25 静岡駅南口ロータリー集合
11:10 開会
・開会の挨拶(NPO法人地球と未来の環境基金 理事長 古瀬繁範)
・森とお茶のお話(F-net大井川 杉山嘉英さん)
・植林の作業説明
11:40 全10班に分かれて植樹作業
13:30 川根本町の食材を使用した食事提供と参加者交流会
14:00 川根本町の地産品を原材料とした商品即売やワークショップの実施
15:10 閉会式
・川根茶の可能性について(㈱おちゃらか ダントン・ステファン)
・感想(積水ハウス株式会社 執行役員 静岡工場長 佐藤博之)
・閉会のご挨拶(NPO法人かわね来風 理事長 梶原俊介)
15:30 送迎バス出発、完全撤収
16:00 道の駅「川根温泉」に送迎バス立寄った後に静岡駅着、解散

植樹作業風景

  かわね来風による野外ゲーム“クッブ”